「自分の人生の主人公になる」話。

離婚・再出発

「あなたは、自分の人生の主人公になった方がいい」

占いで何度かそう言われたことがある。

その時は、言われたことが分かったようで分かっていなかった。
同世代の友達よりも、人生について、自分の在り方について、真剣に考えてきたと思っていた。

結婚してからは特に、自分と向き合う機会が増えた。
心理学の講座を受けたり、自分の考え方の癖を知ろうとしたり。
どう生きたいのか、どう在りたいのか。
ちゃんと考えてきたつもりだった。

それなのに、なぜか何度も同じことを言われる。

「あなたは自分の人生の主人公じゃない」

その言葉の意味が、当時はよく分からなかった。

でも離婚を経験した今、ようやく分かった。
私はずっと、自分の人生の主人公ではなかったらしい。


自分の気持ちが分からなかった

私は昔から、自己主張があまりできないタイプだった。

相手に合わせる。
空気を読む。
波風を立てないようにする。

それがいつの間にか癖になっていた。

「自分はどうしたいのか」

それを考えようとしても、うまく出てこない。
自分の気持ちが分からない。

それに気づいてからは、必死に向き合ってきた。
本を読んだり、講座を受けたり、ノートに気持ちを書き出したり。

だからこそ、自分では「ちゃんと人生と向き合っている」と思っていた。

でも今思えば、
それでもまだ、私は主人公になれていなかった。

占い師さんに言われた言葉

結婚していた頃、私は自己主張がほとんどできなかった。
義実家に何を言われるのか、いつもびくびくしていた。

そんな時、占い師さんに言われた言葉がある。

占い師さん
占い師さん

義実家には
『私はこう思います。』
まる。終わり。
だけでいいんですよ。

占い師さん
占い師さん

『私たちはここに住みます。』
まる。終わり。
でいいんです。

言われたことは、今までにない価値観だった。

え…?自己主張していいし、相手の許可もいらない…?

本音を言ったら絶対否定されるし、そもそも嫁が自己主張なんてしてはいけないと思っていた。

我ながらとても古風な考えだったと思う。

みんなは普通に「自分を優先している」

ある時、ふと気づいたことがある。

周りの人たちは、当たり前のように自分を優先している。

例えば旅行に行ったとき。

お土産を選ぶとき、友達がこう言っていた。

「一番いい奴は自分用にする」

何気ない一言に、結構衝撃を受けた。

「一番高いのを自分用にしていいんだ…」
口にはださなかったけど、びっくりして印象に残っている。

いいものを見つけると「これはあの人にあげよう」と思ってしまう。

自分よりも、人にいいものを渡す。

自分の都合よりも、人の都合に合わせる。

それが自然だった。

でも周りを見ていると、みんなそんな生き方はしていない。

みんな普通に、自分の都合で動いている。
自分が心地いい選択をしている。

私の考え方が特殊なことに、そこで初めて気づいた。


自分がいいものを受け取ることへの罪悪感

なぜ私はこうなのか。

考えてみると、自分の中にある感情に気づいた。

罪悪感だった。

自分がいいものを手にしてはいけない。
自分が得をしてはいけない。

なぜかそんな感覚が、心の奥にあった。

その価値観は、どこから来ていたのか。

思い返してみると、それは母の生き方だった。


母から受け継いでいた価値観

母は昔から、いいものを人にあげてしまう人だった。

おいしいもの。
いい物。
人からもらったプレゼントまで、全部人に渡してしまう。

自分は後回し。

私はそれを見て育った。

だから無意識のうちに思っていた。

「いいものは人にあげるもの」

「自分は我慢するもの」

それが正しい生き方だと。

でも年齢を重ねた母を見ていると、
ふと感じることがある。

長年の我慢のようなものが、少しずつ言葉や態度ににじんでいるように見えるのだ。

他人を優先して生きてきた人の中には、心の奥でこんな気持ちがあるように感じた。

「本当は大切にされたい」


離婚をきっかけに始まった、本当の自立

離婚をきっかけに、私は気づいた。

これはただの夫婦関係の問題ではなく、もっと深いところにあるものだと。

私は今、母からの価値観からも自立しようとしている。

母を否定したいわけではない。

ただ、母の人生ではなく自分の人生を生きたいと思った。

我慢が美徳ではなくていい。

人を優先し続けなくていい。

自分を後回しにしなくていい。

自分がどうしたいのか。
自分はどう生きたいのか。

それを大切にすること。


ここからが本当の人生のスタート

占いで何度も言われた言葉。

「自分の人生の主人公になった方がいい」

その意味が、今なら分かる。

自分の人生の主人公になるということは、誰よりもまず 自分自身が自分の本音を優先して大切にすること だと思う。

そこに誰かの価値観はいらない。
誰かの視点もいらない。

誰にどう思われるか。
何を言われるか。

そんなことは、関係なかった。

結婚していた頃、私はそれができなかった。

もっと自己主張ができればよかったと思う。
義実家に何を言われるのか、いつもびくびくしていた。

でも本当は、堂々と自分の意見を言ってよかった。

あの頃の私は、自分の人生ではなく、自分ではない誰かの価値観の中で生きていたのだと思う。

離婚は本当に辛い出来事だった。
でも同時に、私にとっては大きな気づきでもあった。

これからは、誰かの人生ではなく、自分の人生を生きる。

ここからが、本当の自分の人生の始まりなのだと思う。


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